【Gold3が語るLJL】 V3 vs AXZ【LJL 2020 Spring Sprit Week-5 Game-4】

こんにちは!兄のAtaliです。
今日ご紹介するのは、Week-5の4試合目『V3 vs AXZ』になります。
個人的にはWeek-5イチ押しの試合でした。
各選手の敬称略、誤字脱字につきましては、どうかご容赦ください。

また、今回は試合場で発生したバグの為、
いつも転載しているPOSTGAME BREAKDOWNを載せる事が出来ませんでした。

【BANPICK時点で注目したポイント】

お互いのソロレーンが、思惑通りのパワースパイクを迎えることが出来るのか?エリスピックな事もあり、序盤から目が離せなさそうだ
  • カミール(uinyan)vsエイトロックス(Paz)uinyanはカウンターを活かして暴れるのか?ただしエリス(bugi)の介入が相当怖い
  • ルブラン(Gariaru)vsゾーイ(Ace)、最近絶好調のGariaruルブランとのレーン戦がどうなるか注目
  • Bugiのエリスが何処まで暴れられるのかもしくはAXIZがそれを抑えていけるのか
  • AXIZはソロレーンが腐ると辛そう。逆に育つとスプリットプッシュや1:3:1が強そう
  • V3はややポークより?エリスを活かして序盤からリードをとりつつ、弱ったところを攻める感じか?

【試合全体で印象に残ったポイント】

  • 序盤のエリスから受けるプレッシャーを見事にコントロールしたAXIZが凄い
  • 苦しかった序盤から、集団戦で巻き返すV3が凄い(Rainaカッコイイー)
  • カミール(uinyan)&ルブラン(Gariaru)の連携が素晴らしい!
  • ゲームプランを全員で連携して実行し続けたAXIZがお見事!

【8:30 エリスの位置を把握し続け、ヘラルドを成功させるAXIZ】

序盤から、両ジャングラーがソロレーンへ干渉する展開となっていましたが、
AXIZ側がケアしたいのはなんといってもBugiのエリスだったのでしょう。
AXIZはTopMidJgが連携してエリスの位置を探り、奇襲できない環境を作り上げていました。
Uinyanのカミールはエリスの位置を把握しつつも、絶妙に挑発的な位置取りで立ち回っています。
リフトスカトルから丁寧に抑えたAXIZは、戦わずしてリフトヘラルドを獲得する事に成功。
両ソロレーナーの成長が勝つためには重要なAXIZにとって、大きな一手となったと思います。

【10:20 カウンターガンクに成功したV3】

ヘラルドを活かしたいAXIZ、序盤に差をつけられたくないV3の思惑が合致し、
Midレーンにて衝突が起こります。
AXIZはAceのゾーイへの仕掛けには成功していたものの、
エリスのフラッシュコクーン+PazのエイトロックスのTPが成功し、逆にHogretのジャーヴァンがキルを取られてしまいます。
本来であれば、この時間帯にカミールへのプレッシャーを成功させたいところではあったと思いますが、
相手の思惑を利用した、V3側の素晴らしいカウンターだったと思います。

【12:15 タワーダイブに成功&回避、素晴らしいトレードを成功させるAXIZ】

先ほどのカウンターガンクからオーシャンドレイクも抑えてアグレッシブに動き続けるV3
今度はBotレーンでの仕掛けを開始しようとしていました。
が、しかし、ここでAXIZも逆サイドのTop側でアクションを起こします
Pazのエイトロックスに対して、カミールのE→Rでタワーアグロを一度無効化している間に、ジャーヴァン&ルブランが仕留め切ります。また、AXIZのHide&Corporalコンビは、タワーダイブの危機からいち早く避難に成功。
リフトヘラルドを持つAXIZ側は完ぺきなトレードを遂行します。

いくらエリスの脅威があるとはいえ、アーリーゲームを耐えるだけで勝つことは厳しいAXIZは、
序盤から繊細で難解なゲームプランに挑戦し、成功させ続けていると感じました。素晴らしい。
この後、リフトヘラルドバグ等により長い中断があったのは、素晴らしいゲーム内容だっただけに残念でした。

【18:40 揺さぶるAXIZ、戦わずしてドラゴン&タワー獲得に成功69】

先ほどの展開から、AXIZはオブジェクトの確保に成功させ続けます。
AXIZ側ボットタワーをギブすることによって、エリスのダイブを回避し、ヘラルドの確保に成功。
その後、マウンテンドラゴン前で時間を使ったウェーブコントロールと、ルブランのハラスを続け、ドラゴン争奪戦に勝利。
睨み合いの間に召喚したヘラルドによってカミールにタワーゴールドを渡す事にも成功。
V3のエリスを絡めたスノーボールを徹底して拒否し続け、着実にゲームを進めていくAXIZは本当に素晴らしいチームワークを魅せつけました!

【24:40&29:00 集団戦で巻き返すV3、立塞がるRainaブラウム】

ここまで計画通りとは言えないゲーム展開になってしまったV3ですが、
中盤にさしかかった辺りで、集団戦を通してチャンスを握ります。
24:00の集団戦では、ドラゴンを抑えるのか、Archerのヴァルスを落とすのかフォーカスがばらけたAXIZが敗北。
ここまで苦しい展開でしたが、正念場の集団戦で冷静にAXIZの仕掛けに対処したV3が見事でした。ブラウムカコイイ

29:00の集団戦も、AXIZ側がヴァルスに対してエンゲージ。
が、しかし、Hideのミスフォーチュンが放ったUltは全てRainaのブラウムがカット、ルブランのEもカット、ノーチラスのフックもカット。
ブラウムのUltでまともに前に進めないなか、それでもカミールがヴァルスに届きそうになった矢先、エリス&エイトロックスが阻止します。その後、DPS勝負で勝ちきれないAXIZは撤退。
二つの集団戦で勝利したV3は大きなゴールドとバロン確保に成功、逆転に向けてゲームを進めていきます。

【33:00~41:00 揺さぶり続けるカミール、そしてバックドアへ・・・。】

33:00、バロン確保に成功したV3は、MidとBotのシージを狙います。
その際、AXIZ側はTopにカミールを進ませることによって、エイトロックスのリコールを誘発。
この動きを視界で把握していたAXIZは、Midシージ中のヴァルスを狙い電光石火のエンゲージ。
最初にキャリーを落とされたV3側は為すすべなく撤退するも、既にバックラインに回り込んでいたカミールが撤退すら許しません。

その後AXIZが育ち切ったカミールを徹底的に利用してバロンを確保。
カミール以外の4人は当たられない事、相手を帰さない事を徹底しきり、バックドアで試合を終わらせました。

ゲーム全体を通して、Gariaru選手とuinyan選手の位置取りや圧力が凄まじかったですね。
V3側はRaina選手を筆頭にArcher選手をチーム全体で守り切る集団戦の立ち回りが見事でした。
Bugi選手もあそこまで徹底してケアされながらも存在感を発揮しているあたり、やはりエリスのパフォーマンスが素晴らしいですね。

V3側が選んだエリスの圧力を、チームとして徹底的にいなしきり、二つのヘラルドの確保にまで成功したAXIZの序盤戦
計画通りに進めれなかったにも拘わらず、正念場の集団戦で素晴らしいチームワークを発揮して巻き返したV3の中盤戦
育て切ったカミールをフルに運用して、逆転に成功したAXIZの終盤戦

AXIZ側にはゲームプランを全員で実行するチーム力を、
V3側には集団戦をどう戦い切るかのチーム力を感じた、非常に見ごたえのあるゲームでした。
GGWP。

2~8位まで、全く予想のつかない展開になったLJL2020Springですが、
ゲーム前の準備からファンの声援まで、全てが勝敗に影響しそうな程、チーム力が均衡しています。
次節以降、更なる接戦、良ゲームが繰り広げられる事を期待しております。

【あとがき】

皆さんはスプリットプッシュについてどんな印象を受けますか?
僕はというと、
自分がやる分には:楽しい、強い!味方は耐えてね!
敵がやる分には :鬱陶しい!or いいの?ゲーム終わっちゃうよ?
味方がやる分には:不安・・・。ゲーム進めれるかな・・・。
って印象になり易い気がします。

プロシーンでスプリットプッシュが上手くいってるのを見ると、何とも言えない快感を覚えてしまいます。
昔、Apamen選手がジャックスでひたすらタワーを殴っていたのを思い出して、またああいうプレイも観てみたいなぁなんて。
でもまあ、今のなんでもこなす、いぶし銀なApamen選手も大好きなんですけどね。
「バフないねんけど」

投稿者プロフィール

Atali
Atali
外向けはA型、実は典型的B型なうちばやの長男です。
一昔前はFPS等大好きプレイヤーだったけど、
年を追うごとにリアルタイムの情報処理能力に難が・・・。
亀のようにゲームを楽しむスタイルへ変化中につき、
その方面でのゲームレビュー等を主に執筆予定。
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