【ゲーム紹介】Slay the Spire系ゲームのススメ【四作品】

こんにちは、Ataliです。
最近友人からSteamのゲームを2本ほどギフトして貰いまして、その両方が最近流行りのゲームジャンルかつ面白かったので、その二本の紹介+同じジャンルのお勧めゲームをご紹介しようと思います。
全体的にざっくりとしたレビューになりますが、またこの中から詳しく書けそうなゲームに関しては別途攻略記事などを記載する予定です。

新ジャンル「Slay the Spire」系

2017年11月にアーリーアクセスが開始された「Slay the Spire」というゲームがあります。
ローグライク+デッキ構築型というありそうでなかった新ジャンルとも言えるこのゲームはSteamユーザー界隈でたちまち流行し、現在までに多数の同ジャンル型ゲームが開発されるようになりました。
今回はその中でも私たちが遊んだものをご紹介していこうと思います。

Slay the Spire(スレイザスパイア)

「Slay the Spire」系ゲームの源流 斬新さと分かり易さの両立が秀逸。このゲームに影響を受けた作品が続々開発されている

  • 名前の通り「Slay the Spire」系ゲームの源流
  • プレイする度にリセット+様々な要素がランダム生成される「ローグライク」系
  • カードを取捨選択してプレイ毎にデッキを構築する「ドミニオン」系
  • 戦闘はCPU相手に一人でデッキを回しながら、RPGの様に敵を倒す「一人用カードゲーム」
  • プレイ時には個性的なプレイヤーキャラクターの中から一人を選びスタートする
  • これらを絶妙なバランスで複合させ、新しいジャンルを確立した
  • Steam,Nintedo Switch,PS4,XBOX ONEにて発売中(Wiki参照

筆者はこのゲームのプレイ時間が丁度100時間ぐらいで、一応一般人のエンドコンテンツまではクリアするぐらい遊びました。上記に書いたように新ジャンルとも言えるゲームシステムなので、プレイ当時にはとにかく斬新さに心を惹かれました。一般的に斬新なゲーム性というのはとっつきにくさを抱えがちかと思うんですが、ゲーム操作は全てが左クリックとドラッグだけで完結してしまうシンプル設計+時間制限なしという部分が初心者でも安心して楽しめる設計になっていて、新感覚にも関わらずとっつきやすさMAXで周回プレイが捗りました。根本的にはローグライク好きな方に向いているジャンルだとは思いますが、カードゲームが好きな方がこのゲームを機にローグライクにハマるとかもありえるぐらいカードゲーム的楽しさも満載。
コアゲーマーじゃなくても楽しめるカジュアルさと、コアゲーマーも唸らす奥深さを両立した良作で、このジャンルに初挑戦する方にはとりあえずお勧めしたい一本です。

Dungeon Maker(ダンジョンメーカー)

スマホで遊べるSlay the Spire系ゲーム、といっても度重なるアップデートでとてつもないボリュームと個性を持つゲームに独自進化。開発意欲が凄まじい

  • プレイヤーはダンジョンを運営しながら、迫りくる勇者を何日間撃退出来るかに挑む
  • ダンジョン内に罠を置いたりモンスターを配置したりして、「タワーディフェンス」風に防衛していく
  • 一日ごとに一つのルートを選択し、戦闘・ショップ・休憩等…日々の行動を選択をしながらダンジョンを作りあげてゆく
  • 編成フェーズは時間制限なし、戦闘フェイズはリアルタイム性(オートプレイ機能も便利)
  • プレイ回数や時間による解禁要素が非常に多く、コツコツ積み上げて楽しんでいく事がメイン
  • 開発意欲が凄まじく大規模アップデートによるゲームバランスの刷新が頻繁に行われる
  • 基本買い切りで全て遊べて、時短したいプレイヤー向けに別途課金も有
  • スマホ版はiosとAndroid対応、PC版はDMMで販売

ゲームとしてはタワーディフェンスの部類で、迫りくる勇者達からプレイヤーの身を守るためにダンジョンを強化していきます。筆者はこのゲームをスマホ版でのみ遊びましたが、とりあえず言えるのは「アップデート規模がやばい」事です。
これは長所でもあり短所でもあるんですが、しばらく見ない間に別ゲームと言えるほど色々な機能の追加やゲームバランスの刷新が図られています。プレイヤーは最初の方こそ基本カードや基本キャラクターしか使えず、そこまでダンジョン運営の幅も広くないのですが(といっても面白い)、ゲームオーバー後に貰えるEXPやガチャ石による成長要素でどんどんと出来る事を増やしていきます。この辺りが初心者から上級者まで楽しめる肝となっていて、入口はカジュアルで出口は見えない沼な設計となっております。
最初に紹介したアップデート規模のやばさも合わせて、一度愛したゲームを長ーく遊びたいプレイヤーには特にお勧めの一本だと思います。

GooglePlay「ダンジョンメーカー」
AppStore「ダンジョンメーカー」

DMM版「ダンジョンメーカー」

RatroPolis(ラトロポリス)

迫りくる謎の敵からネズミ王国を守り抜く。非常に忙しく歯ごたえのある難易度とファンシーさが絶妙な世界観を生んでいる。

  • ネズミの王国を迫りくる謎の敵キャラクターから守り抜く「ラインディフェンス」ゲーム
  • ゲーム中に一時停止は可能だが、基本的にリアルタイムで全てを管理する為滅茶苦茶忙しい
  • リソースはお金と人口と手札の主に三つ、このバランスを攻略していく事が楽しい
  • アーリーアクセス開始日が2019年11月1日と比較的最近でまだまだ発展の余地がありそう

こちらは友人からギフトを貰ったうちの一本。いつもありがとう。
現在プレイ時間は7時間ほどで、友人のプレイ観賞も合わせると10時間ぐらいは遊んだぐらいでの感想として、上記二つのゲームよりは「リアルタイム管理」の楽しさが詰まった印象を受けました。お金の増加や手札の管理、Waveの進行等様々な要素に追われながら「Slay the Spire」を楽しめる新鮮なゲーム性に夢中になります。敵キャラクターは謎なキモさで仲間のネズミたちは絶妙に可愛い。全体的にやり応えがあってコアゲーマー向きな感じの設計ですが、「Slay the Spire」好きにはお勧めの一本。
まだ発売して五か月程ですので、今後の発展にも大いに期待しています。

OverDuengeon(オーバーダンジョン)

一見王道ファンタジー風なのだが、多数の動物さん達と派手な演出がシュール。スレイザスパイア系では爽快感やカジュアルさが随一。

  • ユニットや建造物を召喚して戦うRTSで「クラロワ系」戦闘システム
  • 編成フェーズはシンプルな「Slay the Spire」風
  • 戦闘フェイズは一転して笑えるぐらい派手なコンボが楽しめるインフレぎみのバランス
  • 難易度はかなり低めで、カジュアルに遊んでもクリアが可能
  • 高みを目指そうと思えばPCスペックとの戦いになりそう

こちらも友人からギフトを貰ったうちの一本。いつもありがとうまじで。
こちらはつい昨日プレゼントしてもらい、まだ二時間しかプレイしていませんが絶賛ハマリ中なので紹介。
まず初めに、このゲームは今まで紹介した作品の中では最も難易度が低く、カジュアルゲーマーでもすぐに楽しめるバランスだと感じました。戦闘中の演出も可愛さやカッコ良さが入り混じり思わず笑ってしまうシュールな光景が繰り広げられます。
戦闘中はリアルタイムで割と忙しいのですが、Ratropolisよりはミスプレイが致命的になる事は少なく、コンティニュー要素もある為非常に気楽に楽しめます。エンドコンテンツは強力なデッキを組めないと挑めなさそうですが、PCの心配をしたくなる程のインフレ具合が爽快感たっぷりで、今後のプレイで強デッキを開拓していく事が今から楽しみで仕方ありません。
こちらのゲームも2019年8月23日にリリースされた、比較的最近のゲームですので今後のアップデートが楽しみです。

Slay the Spireが影響されたゲーム

Slay the Spireをプレイした当時に、「FTL:Faster than Light」と「Dominion」に近いものがあるなと筆者は感じていたのですが、開発者インタビューにて以下の文面があり「あぁやっぱり」と変な安心感を得たことを覚えています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?
Yano氏本作のコアとなるコンセプトは、カードゲームの『ドミニオン』と『アセンション』、PCゲームの『Dream Quest』から影響を受けています。多くのUIやUXは『ハースストーン』、『FTL: Faster Than Light』、『Renowned Explorers』(イベント)から影響を受けています。多くのキャラクターデザイン、テーマ、アイテムは、様々なゲームやポップカルチャーをネタ元としています。それと、私はマンガが大好きです!「ドロヘドロ」のネタに気づく人もいるかもしれませんね。

ローグライクカードゲーム『Slay the Spire』「マンガが大好きです!「ドロヘドロ」のネタに気づく人もいるかも」【注目インディーミニ問答】

「FTL:Faster than Light」 と 「Dominion」 はそれぞれ完全に別ジャンルですが、どちらも中毒性が高くハマると永遠と周回してしまうので興味があれば是非手に取ってみてください。
ちなみに「FTL:Faster than Light」はSF風ローグライクで一人プレイ用、 「Dominion」 はオンラインバージョンとアナログバージョンがあるカードゲームとなっています。オンラインバージョンであればCPUを交えて一人プレイから可能です。

Dominion Online

あとがき

ここまで紹介したゲームで一本でも心惹かれたゲームがありましたら、是非遊んでみてください。もし一つでもハマってしまったのならもう引き返せなくなるかもしれませんが・・・。また、他にもお勧めな「Slay the Spire」風ゲームがありましたらTwitter等で教えてもらえたら嬉しいです、沼にハマった友人たちも喜びます。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。

投稿者プロフィール

Atali
Atali
外向けはA型、実は典型的B型なうちばやの長男です。
一昔前はFPS等大好きプレイヤーだったけど、
年を追うごとにリアルタイムの情報処理能力に難が・・・。
亀のようにゲームを楽しむスタイルへ変化中につき、
その方面でのゲームレビュー等を主に執筆予定。
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